私どもの仕事は不用品や粗大ゴミを処分する作業なのでいわゆる汚れ仕事ですね。ゴミ屋敷と言われるような大変な現場で作業することもありますがそんな時、人が足りず派遣の方を呼ぶ場合もありますがゴミ片付けはゴメンだと嫌がる方もいます。世間は不況で人が余っていると思われていますが、その一方で不足している業界もあります。それぞれの仕事には価値があり世間では必要とされている仕事ほど、しんどくて汚くてやりたくないと思われます。
スクラップ&ビルドはご存知ですか?建設業界では使われる言葉なのですが、ようは企業や都市が発展するためには新たに建て直すことが必要だということです。これは何もビルや家だけでなく、車や家具や様々な物にも言えることなのですが新しい物を買い古い物や機能的でない物、壊れた物を捨てるのは必要なんだというこです。しかしこれは20世紀に思われていたことで最近はリサイクルやエコが叫ばれているので、ゴミや粗大ゴミ、不用品は不必要なものと思われています。しかしこれも利用しだいと思いますが・・・。
日本は大不況の真っ只中ですが中国は少し景気が回復するきざしが出てきたようです。やはり人口の多さや発展途上ゆえ内需拡大の強みでしょう。なぜこんなことが我々のような零細企業でも実感できるのかと言えば、中国向けの資源(鉄、アルミ、電子機器廃材)の価格が上昇してきたからです。当然、資源は限られていますので日本を始め欧米諸国が景気後退で需要が低迷している今こそ狙い目だと、買占めを着々とすすめているのです。
景気が悪くなるということは、物や人の動きが止まるということだと思います。わかりやすく言えば物を買わない、買い物に行かない、引越しをしない、遊びに出ないなど。そうなると当然、ゴミが出なくなりますね、でも減ってはいないらしいです。粗大ゴミや不燃物の行政(環境事業局等)への排出は例年とかわらないということです。しかしこれはどういったことなんでしょうか?わかりませんね。ただ、業者関係の人に聞けば仕事が減ったとみな口を揃えますが・・・。不思議です。