3月は一年で一番忙しい時期となりますが今年はどうでしょうか。例年だと2月の中頃から予約や問い合わせが結構くるのですが、やはりこの不況でしょうか少ないです。聞くと移動が一旦決まったのですが、業績悪化で閉鎖や統合があるかもしれないと指示待ちという方も多いとのこと。当然行き先や日取りが決まらないと引越しの予約ができません。ですから急にしなければならないことにもなりかねません。当店にも明日引っ越さなければならないと言った、急な依頼もここ1週間でありました。
先日テレビでリサイクル店の取材番組を見たのですが、このリサイクル店は行政がやっているらしく引き取ったタンスなどの家具を修理し、再生して無料で差し上げるのですがこの不況のせいなのか大型家具を処分する人が減り、逆に求める人が増えたとのこと。ハガキでの応募で多ければ抽選するのですが、ひとつのテーブルに去年だとせいぜい30件ぐらいだったのが今は100件も応募があると言う事です。この大不況で、古い家具でも買い換えるのは控えて出来る限り安く抑えようということでしょうね。不用品や粗大ごみは処分するにはお金がかかるし、もったいとし、さりとて買うお金もないということです。
前回地域により不用品や粗大ゴミに対する意識が違うことを述べましたが、行政の分別や回収の有無により変わりますが何でも捨てていいですよ、の地域の方は当然ゴミになんかに金をかけられるかという意識ですし、厳しい地域の方はゴミ処分には金がかかるもんだという意識の方が多いです。また、景気のいい時はゴミもリサイクルのよって資源として鉄、アルミ、ペットボトルは海外(特に中国)へ売れたものです。この不景気でその需要が止まり価格も暴落し在庫処分に逆に経費がかかり、ごみ有料化に検討する自治体も出てきているらしいです。
ゴミについても地域性や県によって違います。ゴミ出しに分別やリサイクルに厳しい地域の方はゴミを処分するのにお金がかかることも捨てることも難しいという認識がありますので、多少費用がかかるこは理解していただけます。しかし今だ何でも捨てれる地域の方は、(そんな市があるんです!)これだけ不用品を処分すると金額がこれだけしますよ、と言いますと高いと思われます。そりゃ、そうですよタダで捨てれるとこに住んでるんですから。ただ外に出すのがめんどくさいということで溜められているんだと思います。大阪市もつい一年前までは、黒のゴミ袋で分別は野放し状態でしたからすすんでいた東京都や名古屋市に比べればリサイクルの意識は低かったと言えます。今はかなり以前に比べれば分別がすすみ意識も向上したのではないでしょうか。
先日この不況で企業の転勤や移動が減るのではないかと書きましたが、やはり例年大手企業の寮に住む方からこの時期ぐらいから依頼が入るのですがやはり今年は少ないと言う話しを聞きました。う~ん、経費節減でしょうか、とにかくどの企業も今は生き残ることが優先でじっと耐え忍ぶ状態です。まぁ、時がある程度解決するのでしょうがそれまで耐えられるかどうかですね。
先週から今週にかけて、転勤に伴い不用品を処分する作業を行いました。もうそんな季節になったんですね。しかし今年は景気悪化で企業の転勤や移動が減るのではないかと言われています。でもこんな時こそ内部を活性化させるために、人事異動や若手の登用をどんどんやった方がいいと思うのは、素人考えでしょうか。
遺品整理のご依頼がありますと、念のためお客様にとって大事な品は取って置くようにしています。例えば、アルバム、時計、絵画、日記等ですが私どももどこまで残していいのか判断に難しい事もあります。沢山残したところでもほとんど捨てられますし、かと言って大事な物かもしれませんし。しかしほとんどの方はきれいさっぱり捨てられます。
景気が悪くなると倒産や自己破産が多くなり、夜逃げや強制退去が増えてきます。賃貸では家具や家財をそのまんまにされることが一番困るとのことです。散らかったままはもとろん金目の物だけ持って行かれ、残されるのは粗大ゴミであり不用品ばかりだそうです。私どもにはこのような依頼もありますが、やはり夜逃げなどの後始末は切ないものを感じます。