つい先日も長年不用品や粗大ごみをわざわざ借りて置きっ放しという方からご依頼がありました。なんでもかれこれ12,3年ごみの為に借り続けていて、ようやく処分されることを決意されました。でもそんな方多いのではないでしょうか、家の中でタンスの中が不要品で満杯とか一部屋が粗大ごみで使えないとか。ごみを処分するのはその時のタイミングですね、「まだ使えるかな」「とりあえず取っておこう」と思っても結局そのまんまになってしまいます。
米国の金融崩壊以降に大企業から中小零細企業に至るまでいよいよ仕事や受注が減ってきているようです。以前は待ちに横行した廃品回収業者もすっかり姿が無くなりました。これは、不用品や粗大ごみがなくなったのではなくそれを行う業者のメリットがなくなったということです。
お客様から見て不用品や粗大ごみの処分にかかる料金がわかりにくいとの声を聞くことがあります。数社に尋ねてみれば大体の金額がわかるのですがそもそも何故そんな金額になるのか?という疑問です。例えばタンス1本処分するとしますとやはり6千円から8千円はかかります。その中に2名分の人件費、トラック代、タンス本体の処分代と会社の利益ですね。金額で分ければ、3千円+千円+千5百円+2千5百円というところでしょうか。次は家1軒分処分の大型不用品処分についてお話しします。
以前話題になった札幌のゴミロードのおじさんのことが昨日ニュースに流れていました。なんでも撤去費用にかかった2,600万円を札幌市が差し押さえておじさんの土地を競売にかけて穴埋めするのだそうです。間抜けなのがこのおじさんの土地に誰かが勝手に畑にして栽培していたそうな。まさにミイラ取りがミイラになったということ。
以前にも景気が悪くなれば企業の倒産や自己破産、はては夜逃げが増えるお話しをしましたが、いよいよ本当の大恐慌が来るのではないかと世界的に不安があふれつつあります。私共も仕事に照らし合わせると、ビルやマンション、アパートのオーナーさんの頭の痛い事つまり家財をそのままにほったらかしされることです。
不用品処分でとりあえず自分で捨てたいがなかなか捨てれない物は、5位カーペット、4位鉢植え、3位家具(タンス、ベット等)、2位家電品(TV、冷蔵庫等)、1位布団となります。以外や布団はなかなか捨てれそうで捨てにくい物みたいですね。
米国金融崩壊の影響で世界的な不況に入りつつありますが、日本も影響が出るでしょう。倒産や破産が増えてくるのではないでしょうか。と言うことでいわゆる夜逃げがまた増えてくるのではないかと、マンションやビルのオーナーさんからは囁かれています。すると家財をそのまんまにされますので、その処分に困ると言う事です。
ここ最近、金庫の処分の依頼が多いです。金庫は全部鉄で出来ていると思っている方もいますが、鉄は表面だけで内部はコンクリートで出来ています。ですから耐火性があるのです。30cmぐらいの物でも重いので、ひとりでは無理です。申し訳ないですが、金庫の処分には費用が高くなってしまいます。
不用品や粗大ゴミ、普通ゴミに限らずご年配の方の処分作業の場合、とにかく同じものが沢山出ることです。これは戦争を経験し食料や物が無い時代を過ごされた経験でなかなか捨てれないのでしょうか。理由はそれだけではなく、買った物をしまい込みまた安売りセールがあると買ってしまったりするのでしょう。私も人のことを言えた立場では無いのですが、やはり買い溜めより必要な分だけ購入し常に在庫がわかるように整理しておくことが結果、経済的と言えます。
先日大阪で個室ビデオ店の火事で15名の方が亡くなられたのはかわいそうとしか言いようがありませんね。中には住むところもなくマンション代わりに使っていた人も多くないと聞きます。仕事もなく住む場所もなく社会からはじき出された人がこういう最後を迎えるのはあまりにも残酷です。こういった事故場合、施設の不備がさらに大きくしているのではないかと、火災報知がならない、通路にダンボールなんかの障害物があるなどです。仕方がないでは済まされませんよ。